Statement
大学ではシルクスクリーンをはじめとする表現を学び、日常のドローイングや毛糸を用いたテキスタイルを素材に表現の可能性を模索してきた。制作の核にあるのは、ドローイングのや編み物の目を一つの「図(イメージ)」として捉え、それらを再構成・融合させるプロセスへの関心である。特に、編み物や縫い物におけるパターンの反復や最小単位の積み重ねに、版画に通ずる構造を見出している。これまで培ったドローイングの表現をベースに、絵画、刺繍、版画といった多様なメディアを横断しながら、日々の記憶や感覚の蓄積を丁寧な線や点の連なりとして表現している。